80分の壁
2026/09/17 14:39:05
ただでさえ
ペ二スがある生き物の中でも
人間の男の性器というのは
極端に敏感なものであるのに
その男にいたっては
亀頭が異常なほどに敏感である
という特性を持っていた。
そして
そのセラピストもまた
鋭敏な女であるが故に
彼が敏感な体を持ち
かつ繊細な面を持っている
ということにすぐに気づいた。
セラピストは
男を丸裸にした…
まずは手始めに
壁に両手をついた状態で立たせ
両足を大きく開くように仕向けると
尻をうしろに突き出させるようにした。
背後から男に近づき
手のひらでそっと尻を撫でまわすと
女の指先はそのまま
するすると割れ目から
奥のほうへ滑って入り
股間のほうまで
容赦なく下ってゆく。
睾丸のほうまで到達すると
その袋の付け根に
軽い刺激を与えながら
手のひらでは睾丸を包みこみ
指では玉をくりくりと転がすようにした。
男は微かにではあったが
耐えきれず吐息を洩らした。
セラピストの女は
その男が実は
触れられるか
触れられないかの瀬戸際で
今最も敏感に反応しているのは
睾丸と肉棒の根元のところ以上に
その先にそびえ立つ
亀頭部分なのではないか
という予測を立てた。
女は焦らずにゆっくりと
右の手では玉から肉棒の根元を
柔らかく揉みしだきながら
左の手をそうっと前方から差し入れ
鼠径部辺りをくっと滑らせて
指の第一関節のみを使い
すでに硬くなりぐりんと突き出た
カリ首をやさしく掴んだ。
「…うっ!ううぅ…!」
男はこの一手だけでも
まるで腰が砕けてしまったかのように
ガクンと下半身を落としたが
それでも必死に耐えて立ち続けた。
だが
両手で壁に必死にしがみついたとて
セラピストのしなやかな指は
亀頭をくねくねと動き回り
適度な刺激を加え続けるので
男はもうこれ以上は
立っていられないというほどに
ひざからガクガクと震えだして
より敏感に感じてしまうのだった。
妖艶な笑みを浮かべながら
彼を焦らし続けるセラピスト。
その女の巧みな手技により
男はその後も
いつもよりもさらに敏感に
全身をもって感じる男体と
化してしまうのであった…
マッサージも終盤に差し掛かり
仰向けの体勢になると
デコルテまわりの愛撫を経て
セラピストの温かい手指は
肩から徐々に腕のほう
さらには
手のひらまで伸びていき
気持ちのいい箇所を
適度に圧迫しながら
揉みほぐしていく。
腕をゆっくりと伝い
首元まで戻ってきた女の指は
ひとりでに胸元へ移動し
乳輪と乳首を見つけると
くるくると円を描きながら
ねっとりといじり始めた。
乳首に敏感に感じている
その男の
熱い鼓動と吐息が
女にも伝わると
乳首を虐めていない方の
女の指は自然にするすると
男の腹を下ってゆき
バスタオルに覆われていても
まるでテントのように
ビンビンにいきり勃ち
張っている肉棒を捕らえた。
深海のように青く光る
綺麗なネイルの指先で
ねっとりと乳首を
責められ続けながら
同時にタオルの上から
竿も艶かしく撫でられて
男はもう気が狂いそうなほどに
興奮しきっていた。
オイルマッサージという
前戯を終えて
人肌ほどに温められた
ローションを
男の太ももと股間全体に
まんべんなく垂らしていく。
「まずは、下半身のリンパが流れ、血流がよくなるマッサージから始めていきますので、どうぞ両足はリラックスさせた状態で楽にしていてくださいね。」
セラピストはそう囁くと
男の鼠径部あたりと
肉棒から亀頭にかけて
指圧をかけ始めたのだが
まもなくして男は
「あ、それマッサージじゃないって…え、イッ、待って…あ…だめ…はああぁ!」
と堪えきれず両手を
女のほうへ伸ばしたり
快感のあまり何度も
上体を起こしてしまいそうになったりと
過敏なほどに感じては身悶えるのだった。
もはやセラピストの手は
男がどんなに抵抗しても
肉棒に密着して離れない。
ヌルヌルのローションにより
手のひらが肉棒のあらゆる凹凸に
しっかりと粘着するように吸い付き
クチュ…クチュン…グチュゥ
と卑猥な音を立ててしごかれる。
男はこの卑猥なセラピストの
"施術" に耐えきれなくなり
反動で上体を起こすと
女の手にまさぐられ続けている
自分の相棒を見下ろした。
セラピストの手指の
絶妙な締めつけ具合と
スロウな腕の動きに
もはや抗うことはできず
全身でビクンッと
痙攣したかと思うと
ドクドクドクドク…と
濃厚な白濁液が
女の指と指の間を縫って
大量に暴れ出てきたのであった。
「はぁ……本当にあっという間だった…今日はなんだかいつもよりも敏感に感じてしまって…嗚呼…あっという間…だった…。」
これほどまでに
敏感な体をお持ちである
殿方にとってみれば
80分というお時間は
よりいっそう尊く
儚く感じられるに違いない…
セラピストの女は
熱を帯びた硬い肉棒から
最後の一滴がトク…トクと
流れ出るのを導くように
手でやさしく覆いながら
そんなことを思っていた。
完
